鍵や錠にも寿命がある!安全のために耐用年数

こんにちは!あなたの街の鍵屋さん福岡錠前設備です。

今回は、鍵や錠の耐用年数と、その重要性について詳しく解説します鍵や錠にも寿命がある!安全のために耐用年数を意識しよう


鍵を紛失した際に防犯のため鍵交換を検討することは広く知られています。しかし、鍵の交換が必要なのは紛失時だけではありません。鍵や錠にも「耐用年数」があり、長年使用することで経年劣化が進み、思わぬトラブルにつながることがあります。

経年劣化が引き起こすリスクとは?


平成21年に経済産業省が施行した「長期使用製品安全点検制度」では、経年劣化による事故を防ぐため、メーカーが点検時期を知らせる仕組みが導入されました。鍵や錠はこの制度の対象ではありませんが、日本ロック工業会では、安全に長く使用するために耐用年数を定めています。

錠は精密部品のため、摩耗や環境変化による劣化が避けられません。特に10年以上経過すると、防犯性能の維持やスムーズな開閉が難しくなります。そのため、一般錠の耐用年数は10年、電気錠は7年と定められています。

鍵や錠の耐用年数とは?


鍵や錠の耐用年数とは、適切な保守・点検を行うことで安全に使用できる期間のことです。JIS規格や業界基準に基づき、一般家庭での使用頻度を考慮して設定されています。

例えば、一般的な家庭では1日あたり約10回扉を開閉すると想定されます。これをもとに計算すると、耐久使用回数が10万回に達するのが約10年後となるため、交換の目安となります。

電気錠の場合は、電子部品や配線の経年劣化の影響を考慮し、7年と設定されています。

耐用年数を過ぎた鍵や錠のリスク


耐用年数を過ぎてもすぐに鍵や錠が使えなくなるわけではありません。しかし、次のようなリスクが高まります。

鍵が回りにくくなる、抜けにくくなる
ドアがしっかり閉まらない、施錠しづらい
防犯性能が低下し、不正解錠されやすくなる
特に、集合住宅などで使用頻度が高い錠前は、より早く摩耗が進むため、定期的な点検が必要です。

耐用年数が近づいたら、点検・交換を検討しよう


耐用年数が近づいたら、専門店に点検を依頼するのが安心です。特に以下のような場合は、早めの点検・交換をおすすめします。

鍵の回りが悪い、引っかかる感じがする
施錠・解錠に時間がかかる
10年以上同じ鍵を使い続けている
また、目に見えた不具合がなくても、耐用年数を超えた鍵や錠は事故や防犯上のリスクが高まるため、早めの交換を検討しましょう。

鍵の耐用年数を意識して安全な暮らしを


鍵や錠は毎日使用するものですが、耐用年数を意識している人は少ないかもしれません。しかし、鍵の劣化は気づかないうちに進行し、ある日突然トラブルを引き起こすこともあります。

戸建て住宅・集合住宅を問わず、鍵や錠の点検・交換を定期的に行うことで、より安全で快適な生活を送ることができます。

「そういえば、うちの鍵は何年使っているかな?」
と思った方は、一度点検をしてみてはいかがでしょうか?

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